2017年のスタンディングデスク事情を調べてみたらバリエーションが増えていて驚いた件

最近のスタンディングデスク事情を調べてみたら、かなりバリエーションが増えていて驚いた！！

(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sit-Stand-Adjustable-Desk-FlexTable.jpg)

2年前からスタンディングデスクによる作業環境を構築して利用している。座りの作業も併用しながらも、メインをスタンディングにしてすっかり慣れていた。

最近、自宅近くに事務所をかまえることになり、良い機会なので市販のスタンディング可能なデスクを購入しようと思って調べてみたら、2年調べた頃よりずっと多くのメーカーが製品を出していることに気づいたので、調べた結果をまとめてみました。

少し長い記事ですが、スタンディングデスク、スタンディングワークスタイルに興味のある方は、是非眺めてみてください。

まずは自分のワークスタイルのデザインから

デスクの前に、まずどんなワークスタイルを実現したいのか、という点を明確にしておいたほうがいいと思う。

例えば、自分の場合は、2年間のスタンディング環境での経験があるので、次のようなワークスタイルを実現する目標となる。

• メインはスタンディング環境での作業
• 疲れた時、読書、何かを書くときには普通に座って作業したい

つまり、【メイン：立ち、サブ：座り】 というワークスタイルになる。そのため、自分の場合は、昇降式デスクでもよいし、あるいはスタンディングデスク＋ローテーブルでも構わない。

スタンディングワーク未経験の場合は？

一方、まだスタンディング環境で仕事をしたことがない人は、自分にあったワークスタイルがまだわからないはずだ。「長時間スタンディング環境で作業する自信がない」と思っていても、案外大丈夫かもしれないし、逆に自信があると思ってもやっぱり座り中心の方がよいかもしれない。

個人的には、高価な昇降デスクを買う前に、安価ですぐにできる材料スタンディング環境をプロトタイピングして実験しておくこと をおすすめします。一番簡単なのは、机の上に台を置いてみて、その上で作業をしばらくしてみるのが良いでしょう。私も結果的には、2年間の実験という感じになっています。

場所に余裕がある場合は、幅の狭い昇降をしないスタンディングデスクを購入して、カウンター兼座り作業にアクセントをつけるスタンディング環境として構築したり、安価な昇降式のサイドテーブルや、机上に置いて高さを稼ぐ＆調整できるパソコン台を試してみるのもよいでしょう。

さて、ここから昇降デスクをどんどんリストアしていきますよー！（長くて失礼）

電動式昇降デスク

オカムラ Swift

国内最大手の電動式昇降デスクメーカーで、2015年の段階から展開してました。最近は、Bluetoothでスマフォ連携が可能になっているそうです。

Postureは、Swiftアプリ対応タイプで利用できるスマートフォンアプリです。働く姿勢の変化をアシストし、立ち過ぎや座り過ぎによる身体への負担を軽減することで、より快適で健康的なワークスタイルを実現します。

最適なワークスタイルを模索するのに、昇降デスクというハードを越えてソフトにまで目を向けている点で、一歩先をリードしてる感が強いです。

PLUS Work Lift

PLUSから販売されている Work Liftも以前から販売されているようです。普通のオフィス用デスクが昇降するデザインなので、逆に新鮮ですね。

OPERNA

大手内田洋行さんも電動昇降デスクを出してきていますねー。

Garage DESK HT

シンプルなオフィス家具を揃えているGarageさんにも、電動昇降デスクが揃ってました。天板の形がM型（少しくぼんでいる形）を選べたり、天板の木目が選べたりと、相変わらずデザインはシンプルで素敵です。自宅のデスクは15年以上前にガラージで買ったものなので、価格はちょっとお高いですが気になりますね。

サンワサプライ ERD-M/ERD-ED/ERD-MTG

様々なオフィス器具やガジェットで有名なサンワサプライさんから、昇降デスクのシリーズが登場していました。

なんと、電動、手動、ガス圧式　と、様々なバリエーションが揃っているのが最大の特徴です。このようなバリエーションを揃えているのは、調べた限りではここと、後述するBauhutteさんだけですね。その中でも電動昇降デスクは以下です。

BORDERLESS FeEL

120cm幅の廉価モデルでは、電動式昇降ではかなり安い部類（10万以下）で購入できます。しかもメモリー付きの電動昇降式デスクでは、調べた範囲では最安値でした。選べる天板デザインが素敵なので、値段よりもむしろデザインが気に入って欲しくなりそうです。

IKEA BEKANT

あのIKEAも電動式の昇降デスクを出していました。120cm幅のBEKANTは、調べた範囲では電動昇降式では 最安値 （69,990円）です。ただしネットでは一部の県にしか配送できないようなので（愛媛県には配送してくれない！！）ため、直接店舗で購入するか、代行業者から手数料をプラスして購入する必要があります。

（番外）Uplift Desk

最後に、日本で発売していないのですが、UPLIFT DESKが、細部までカスタマイズでき、価格も低く抑えられていてとても素敵です。ただし、日本国内に発送するには、$2000以上のオーダーでないといけないようです。そのため、同時に複数台購入するか、誰かと共同購入などすることで合計金額を$2000以上にしてまとめて買わないと入手できないようです。購入した方のレポートブログなどもあるので、試してみたいところですが。。。

回転手動式昇降デスク

回転手動式は、ハンドルを回して昇降を行うタイプのデスクです。こちらもいろいろな種類が出ていますね。

Bauhutte(バウヒュッテ)シリーズ

Amazonで「昇降デスク」で検索すると真っ先に引っかかるBauhutteシリーズ。格安で昇降デスクを入手したい場合は、第一候補になるでしょう。魅力はなんといってもその価格（120cm幅で2万円程度）です。

ニトリ　昇降デスク　マーフィー

あのニトリも昇降デスクを販売してました！ 値段も手頃（3万円以下）になります。奥行きが少し狭い（61cm）なのは気になりますが、ニトリ好きは要チェックです。

サンワサプライ ERD-SHシリーズ

サンワサプライの昇降デスクシリーズの手動式もあります。机の幅が120cm／90cm、奥行きが80cm／70cmと選べるのが、さすがですね。

IKEA SKARSTA

以前からIKEAが販売している昇降デスクとして有名な、SKARSTAは、依然として低価格な昇降デスク、シンプルなデザインで魅力的です。

ガス圧式

なかなかありそうでなかったガス圧式の昇降デスクもサンワサプライさん他、いくつかあるようです。スタンディング状態をメインではなくサブで作業したい人にはむしろコンパクトですし、手動式のように頑張って回転させなくてもよいので楽かもしれません。ガス圧式なのでどれも耐荷重が少なめなので、大きなディスプレイを置くには向いていないようです。

スタンディングデスク

これまで紹介した昇降式デスクとは異なり、高さが固定でスタンディング状態で利用する前提のデスク（スタンディングデスク）もいくつかあります。

体型に応じて高さを変えられないのは難点ですが、座り状態がメインで、たまに立ち状態で作業をしたい、という用途には値段も手頃で良い気がします。自分が2年間使ってたのも、昇降しないスタンディングデスクなので、高ささえ合えば、こちらでもいいでしょう。

【番外】エクササイズデスク

Bauhutte エクササイズデスク

自分は普段走っているので運動不足という観点では考えていなかったのですが、もし運動不足が気になる方であれば、机で仕事をしながら自転車が漕げるエクササイズデスクも候補に入れてもいいのかもしれません。アメリカとかでよく使ってるのを見かけてましたが、日本でも販売されているようです。こちらもBauhutteシリーズ。やるな、Bauhutte…

まとめ

メディアでも頻繁に取り上げられるようになったスタンディングデスク環境は、2017年夏現在、製品の選択の幅も随分とひろがりました。自分の実現したいワークスタイル環境に合った製品を選んでみるとよいですね。失敗したくない人はまず現在のデスク上で（プロトタイピング）をして、その効果、自分に合った最適なワークスタイルを実験してみてください。

さて、自分はどれを買おうかな。。。元々買おうと思って調べていたのに、逆に、再び自分に最適なスタンディングデスクの自作に目が向いてきてしまいました。。。